たみや皮ふ科医院　

手指、手のひら、手の甲、手首に、かゆみや痛みを伴い、赤みや水疱、カサつき、ひび割れ、ジュクジュクなどの症状が生じているような状態です。手荒れは、家事や仕事（美容院、飲食店、病院、介護施設）などで、洗剤やアルコール消毒をよく使用したり、長時間ゴム手袋をして蒸れる機会が多いと手荒れを起こしやすくなります。治療の基本は、悪化刺激を避け、保湿ケア、炎症が強い場合は、ステロイド外用剤などを使用します。アトピー性皮膚炎がある場合は、最近発売された、新しいお薬（外用JAK阻害薬）なども使用できます。効果発現はゆっくりですが、皮膚のバリア機能が改善し、荒れにくくなります。しかし、一見手荒れのように見えても水虫やカンジダ菌が感染していることもあるため、当院では治療前、治療中に顕微鏡検査を行い、しっかりと診断をしてから治療を行っております。