口唇ヘルペス、陰部ヘルペス、帯状疱疹などがあります。口唇ヘルペスや陰部ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染症で、唇や陰部に痛みを伴う水疱ができる病気です。単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると症状がなくなった後も一生、神経節細胞に潜伏し続け、発熱、疲労、寝不足、ストレス、月経、紫外線などで免疫力が落ちるとウイルスが活発化し、再発を繰り返す特徴があります。帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(水ぼうそうの原因ウイルス)の感染症で、水ぼうそうが治った後も、一生、神経節細胞に潜伏し続け、同様に免疫力が落ちるとウイルスが活発化し、体の片側に痛みを伴う水疱ができます。後遺症で神経痛が残ることがあるため、早期に治療することが大切です。当院では、いずれも抗ウイルス薬で治療をし、痛みの治療も行っております。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、帯状疱疹も増加してるとの研究報告もあります。